[ChatGPT]AIを利用して読書感想文を書く方法

読書感想文を書く際、自分の感想や考えを的確に表現することは容易ではありません。そんな時、AI技術「ChatGPT」が役立ちます。この記事では、ChatGPTを活用して、効果的なアイデア出しや校正方法を解説していきます。

目次

ChatGPTとは?

ChatGPTは、OpenAIが開発した人工知能の一つで、質問に答えたり、文章を書いたりすることができます。この技術を使って、読書感想文のアイデアを得たり、校正を助けてもらったりできます。

まだ利用したことがない方は、下記のページから使い方を確認しましょう!

読書感想文に自動生成した文章を使っても大丈夫?

青少年読書感想文全国コンクールにて、全国学校図書館協議会により、「盗作や不適切な引用等があった場合、審査対象外になることがあります」という一文が追加されました。これは、AIが生成した文章をそのまま引用し、さらに執筆者本人がAIの利用を認めた場合などに適用されます。ただし、文章の校正にAIを使うことについては問題ないとされています。

ただし、学校によってはAIやツールそのものの利用をNGにすることもあるでしょう。AIやツールの利用は、ご自身の責任で利用してください。

AIに書いてもらった文章をそのまま使うのはNG。アイデア出しや校正に利用しよう!

ChatGPTに読書感想文の書き方を相談する

読書感想文を書こうとしても、どこから書いてよいか、何を書いてよいか、漠然として手がつけられない。そんなときは、AIに相談しましょう。ChatGPTをAI家庭教師をとして動作するよう命令し、小学生の作文を書くサポートをする親御様がいらっしゃいましたので紹介します。

注意点として、この方法はGPT-4でないとよい回答が得られないことです。GPT-4は最新の機能で、有料版でしか利用できません。詳しくは次の記事をご覧ください。

ChatGPTを利用して校正する

ChatGPTは、文章の校正もサポートしてくれます。読書感想文を書いた後、ChatGPTに文章を入力し、修正案や改善点を提案してもらいましょう。こうすることで、より洗練された文章に仕上げることができます。

プロンプト

次の文章を校正してください。

{構成する文章を入力する}

次は、文章の校正例です。誤字脱字や無駄に長い文節などが、修正されています。ただ、全ての誤字脱字が校正されるわけではなく、逆に誤った修正がされる場合もあります。最終的に、ご自身でしっかりと読み上げ確認することが大事です。

校正例

ChatGPTによる校正テクニックはさまざまな方法があります。次の記事に詳しく紹介していますので、ご覧ください。

文章の雛形を生成する

上記の方法でも文章がかけない方は、文章の雛形をChatGPTに生成してもらい、それを参考にする方法はどうでしょうか。括弧内を置き換えたプロンプトをChatGPTに入力すると、文章の雛形を書いてくれます。あくまでも雛形なので、この文章を参考に、ご自身の言葉で一通り書き換えることが必要になります。

テンプレート

[〇〇〇]という本の読書感想文を書いてください。私は[小学〇年生/中学生/高校生]です。
「本のあらすじ」
[本のあらすじを書き込む]

「読書感想文を書くことになった背景」
・私は本を読むことが[好き/嫌い]
・[宿題が出された背景。夏休みの宿題/冬休みの宿題/学校のコンテスト]
・[本と出合った理由。例:先生が用意した推薦図書のリストから選んだ]
・[本の印象。例:あまり読まないタイプの本。好きな本。地味な本。]

[C1] この本に出合ったきっかけを書いてください。なぜこの本を読みたいと思ったのか書いてください。たくさん書いてください。
[C2] この本のお話のあらすじを書いてください。誰が、どのような事件を起こしたのか。本の結末まで書いてください。
[C3] この本で好きなシーンや嫌いなシーン、気になったところと感想を体験談を交えつつ書いてください。5行以上。
[C4] もう1つ、シーンや嫌いなシーン、気になったところと感想を体験談を交えつつ書いてください。5行以上。
[C5] 読む前と読んだあとの気持ちの変化を書いてください。
[C6] 読み終わって分かったことや、今後の抱負を書いてください。

コツとして、あらすじは出来る限り長く用意すること。読書感想文を書くことになった背景も、なるべく多く書き込むとよいでしょう。

次に生成例を見てみましょう。

ChatGPTへの入力テキスト
ChatGPTへの入力テキスト
ChatGPTの回答1
ChatGPTの回答1
ChatGPTの回答2
ChatGPTの回答2

小学生が書いた文にしては難しい言葉がたくさん使われているので、適宜自分の言葉で書き換える必要があります。そしてファクトチェックは必須になります。例えば「二世帯住宅で暮らす」とありますが、これはChatGPTがあらすじから推測して考えたストーリーなので、本当か実際に本を読んで確認してください。

もっとも重要なのは、個人の体験が足りないことです。自分がなぜそのシーンが印象に残っているのかを具体的に書き足しましょう。

次は高校生向けに、もっと流暢な日本語で書いてもらいました。テンプレートを少し改変します。また、本のあらすじに関しても多くしました。

テンプレート

[〇〇〇]という本の読書感想文を書いてください。私は[小学〇年生/中学生/高校生]です。
「本のあらすじ」
[本のあらすじを書き込む]

「読書感想文を書くことになった背景」
・私は本を読むことが[好き/嫌い]
・[宿題が出された背景。夏休みの宿題/冬休みの宿題/学校のコンテスト]
・[本と出合った理由。例:先生が用意した推薦図書のリストから選んだ]
・[本の印象。例:あまり読まないタイプの本。好きな本。地味な本。]

[C1] この本に出合ったきっかけを書いてください。なぜこの本を読みたいと思ったのか書いてください。たくさん書いてください。文学的な表現で、流暢で、美しい文章で書いてください。
[C2] この本のお話のあらすじを書いてください。誰が、どのような事件を起こしたのか。本の結末まで書いてください。5行程度で。文学的な表現で、流暢で、美しい文章で書いてください。
[C3] この本で好きなシーンや嫌いなシーン、気になったところと感想を体験談を交えつつ書いてください。5行以上。文学的な表現で、流暢で、美しい文章で書いてください。
[C4] もう1つ、シーンや嫌いなシーン、気になったところと感想を体験談を交えつつ書いてください。5行以上。文学的な表現で、流暢で、美しい文章で書いてください。
[C5] 読む前と読んだあとの気持ちの変化を書いてください。文学的な表現で、流暢で、美しい文章で書いてください。
[C6] 読み終わって分かったことや、今後の抱負を書いてください。文学的な表現で、流暢で、美しい文章で書いてください。

とにかく文学的な表現で、流暢で、美しい文章を書いてもらうようにしました。曖昧な表現ではありますが、これだけで文章の書き方がガラリと変わります。例を見てみましょう。

ChatGPTへの入力テキスト
ChatGPTへの入力テキスト
ChatGPTの回答
ChatGPTへの入力テキストと回答
ChatGPTの回答の続き
ChatGPTの回答の続き

文章の表現方法が一気に大人びたものになりました。また、あらすじを書き足したことで内容にも厚みが増しています。

ただ、これも自身の体験が足りていません。ご自身で書き加え、よりよい感想文にしていきましょう。

まとめ

AI技術「ChatGPT」を活用することで、苦手な読書感想文に取り組むきっかけを得られたのではないのでしょうか。

もちろん、読書感想文を自動生成することも可能です。しかし、読解力や表現力を鍛えるため、AIの提案はあくまで参考に、自分の言葉で表現することが重要です。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

元プログラマーのパソコンオタク。ChatGPTをきっかけにAIの凄まじさを認識し、ブログで情報発信を行う決意をする。基本インドアだが稀に山を登りごく稀にキャンプをする。

目次