ChatGPTを利用して長文を生成すると、エラーメッセージもなく途中で生成が止まってしまう・文章が途切れてしまう現象が起こる場合があります。これは文章量が一定の量を超えると発生する仕様となっています。この記事ではそのような状況の対処法と、Chrome拡張機能を紹介します。対処法を知ってChatGPTを使いこなそう!
回答が途切れる現象
ChatGPTが文章を生成しているときは、黒の点滅カーソルで生成している最中であることが分かります。
文章が生成し終えると点滅カーソルが消え、次の文章の文章が入力できるようになります。しかしこのとき、文章の生成が途中で途切れていることがあります。長文を生成するときに発生しやすいです。
原因はChatGPTの回答した文章量が多いこと
ChatGPTは長文で回答するとき、途中で生成が止まる場合があります。これはChatGPTが一度に生成できる文章量に上限があるからです。英語はかなりの長文も生成できますが、日本語は短い文章でも止まる場合があります。
ChatGPTは、テキストデータの量をトークンという単位で数えています。英語は1単語=1トークン。日本語は1文字=1トークン以上となっています。1文字あたりの情報量は日本語の方が多いので、日本語は短文でも生成が途中で止まってしまう傾向にあります。
解決策
ここでは2つの解決策を紹介します。
続きを書くよう命令する
エラーで止まっている訳ではないので、続きを書くように命令すれば続きの文章を生成してくれます。「続きを書いてください」「続き」と書くとOKです。もしくは、生成が終了した最後の一文字を入力するのもよいでしょう。
英語の場合は「go on」もしくは「continue」などで命令するとよいでしょう。
英語で生成する
日本語よりも英語の方が長文の生成に耐えられるので、英語で文章を生成し、あとから翻訳するという手もあります。ChatGPTは英語の方が得意なため、こちらの方が質がよく正確な文章を得られやすいというメリットもあります。DeepLやGoogle翻訳などの翻訳サービスを使うとよいでしょう。
ただし、日本語のニュアンスが表現できないため、欲しい文章と異なるかもしれません。
拡張機能を利用する(PC限定)
PCを利用している方はブラウザの拡張機能を利用する方法があります。Microsoft EdgeやGoogle Chromeをお使いの方は、「AIRPM for ChatGPT」というプラグインを利用すると、続きの文章を生成するボタンが画面に追加されます。回答が長文になるような使い方をしているヘビーユーザーにオススメです。
まとめ
今回は、ChatGPTの生成する文章が途中で途切れる場合の対処法を紹介しました。エラーも表示されていないのに途中で止まるので困惑しますよね。ChatGPTを使いこなすほどこれに遭遇する場面が発生しますので、今回の記事を思い出して対応しましょう!
今回紹介した現象はBingチャットAIも起こります。対処法も同様ですので、ぜひ試してくださいね。