皆さん、英語は得意ですか？日本人は英語が苦手だということは周知のことだと思いますが、いざ勉強しようと思ってもなかなか難しいですよね。
今回は、数あるAIの一つであるChatGPTを活用した学習方法を紹介します。自動で文法チェックができるため、読み書きだけなら英会話教室に行かなくても済むかもしれませんよ！
ChatGPTとは？
ChatGPTとはAIがチャット形式で会話をしてくれるWEBサービスになります。LINEの用に文章を打ち込めば回答が得られるので誰でも簡単に利用できます。わからないことを質問して問題を解決するだけでなく、プログラミングや文章の作成など文字が用いられるあらゆる分野での利用が期待されています。
ChatGPTは誰でも無料で利用することができます。もしまだアカウントを作られていない方は下記の記事を参考に利用できる環境を用意しましょう！
文章の校正に利用する
ChatGPTに文章の校正をお願いしてみました。自分の文章があってるかどうかは、これまで人に頼まないとできませんでしたからね。校正する方法は「次の文章を校正してください。」という文章に続けて、英文を打ち込みます。
これは筆者が「SketchUpPro」というソフトを購入したとき、クレジットカードの決済がクレジットカード会社に拒否されてしまったため、その時の対応をソフトウェア会社に連絡したときの実際のメールになります。
正しく校正できたか、Google翻訳を使って和訳してみましょう。
Google翻訳によると、ChatGPTの方が自然に和訳されており、ChatGPTが正しく校正を行ったことが分かります。DeepLでも同様でした。本当にすごい。校正はChatGPTで問題なさそうですね。
類似する単語・文法の違いを説明する
類似する単語や文法の説明を聞いてみましょう。私は学生の時にpushとpressのどちらを使えばいいのか迷ったことがありました。これからはAIに質問すればわかりますよ！
二つの単語はそもそも近い意味であること、Pushはより力を加えて押すこと、例文を示して違いを教えてくれました。この説明は正しいです。すごく分かりやすい説明ですね。
単語から例文を作成する
英単語を覚えるときに、例文と一緒に覚える方法がありますよね。単語帳掲載されている例文を利用するのが手っ取り早いですが、オリジナルの例文をAIに作ってもらうことができます。例えば、スポーツが好きな人は、スポーツに関連する例文を作ってもらうと、覚えやすくていいですよね。
「短めにお願いします。」を付けないと２行程度の例文が出力されましたので、付け加えました。このように自分にとって勝手の良い例文を作ってもらうことができます。
文章から単語帳を作成する
長文から主要な単語をリスト形式で生成することができます。単語帳を簡単に作れますね。
チャット形式で英会話する
チャット形式で英会話するのも、英語の瞬発力を鍛えるのに効果的なトレーニングになります。会話に特化しているAIなので、とても自然な会話ができます。事前に英会話の練習がしたいと伝えることで、会話を誘導してくれます。
本当に人間と会話をしているかのような自然な内容で、ついつい身に力が入ってしまいました。
英訳する
特に目新しくはない機能・・・と思いますか！？ところがどっこい、表現方法を自在に指定することができます。フランクな話し言葉、ネット言葉、アカデミックな言葉、子供向けの言葉・・・こんなこと今までの自動翻訳はできませんでしたよね。とにかく例を見てみましょう。
しっかり英訳されたと思います。最初の問いかけがフランクな感じがしたからでしょうか。
次は若者言葉を利用して翻訳してもらいましょう。
出始めから「Yo」と言っていてしっかり若者言葉を利用してますね！「ain’t」も話し言葉でよく使われる表現の様です。私はあまり英語に明るくありませんが、しっかりと若者言葉を利用しているのではないのでしょうか。
和訳する
英訳ができればもちろん和訳もできます。Wikipediaの文章を一部そのまま拝借しました。
「anthromorphic」をしっかり擬人化と訳して欲しかったですね。ChatGPTのベース技術であるGPT-3.5の学習データは英語が多いため、英語の方が得意だと言われています。日本語化はGoogle翻訳やDeepLの方が精度がよいかもしれませんね。
より正確な回答を得るには
ChatGPTに用いられる学習データは英語が多いため、英語での質問、回答の方が精度が高い傾向があります。どうせ英語の勉強に利用するのなら、質問も英語の方が身になるのではないのでしょうか。例えば、「press」と「push」の違いを英語で聞くだけでも、ここまで内容に差があります。また、文章の生成も日本語より高速で、長い長文でもエラーで止まる頻度を抑えることができます。
文章校正では、更に多く注文を付け加えることでより高度なテキスト生成が可能になります。
I want you to act as an English translator, spelling corrector and improver. I will speak to you in any language and you will detect the language, translate it and answer in the corrected and improved version of my text, in English. I want you to replace my simplified A0-level words and sentences with more beautiful and elegant, upper level English words and sentences. Keep the meaning same, but make them more literary. I want you to only reply the correction, the improvements and nothing else, do not write explanations. My first sentence is “istanbulu cok seviyom burada olmak cok guzel”
https://github.com/f/awesome-chatgpt-prompts
英語学習に限らず、多くの場面で英語のテキストの方が精度の高いやり取りが可能です。
まとめ
以上、AIの一つであるChatGPTを英語学習に活用する方法でした。今までには考えられなかった柔軟な使い方ができるため、まだまだ便利な使い方があるでしょう。学校の先生や英会話教室に行かなくても、ある程度のことは自分で学習できそうです。皆さんもぜひ活用してみてくださいね。
注意点としては、AIの回答が必ず正しいとは限らないということです。趣味で活用する程度なら間違ってても大きな問題はありませんが、間違いが許されない仕事や試験に用いる場合はファクトチェックを欠かさないでくださいね。
