ChatGPTのWeb Browsingを解説!検索機能を追加し最新の情報を得る方法

ChatGPT Plusを利用しているユーザーに向けて、Web Browsing機能がベータ版として追加されました。

通常であれば、ChatGPTは2021年までの学習データに基づいた情報しか提供できませんでした。この機能を有効にすれば、ユーザーが入力した文章をWEB検索し、最新の情報を返答することができるようになります。

この記事では、Web Browsing機能を有効にする方法と、その使い方を紹介します。また、WEB検索機能を搭載しているBingチャットAIやGoogleのBardと比較しましたので、ぜひご覧ください。

目次

Web Browsing機能はChatGPT Plusユーザー限定

Web Browsing機能は、有料であるChatGPT Plusユーザーに順次公開されています。ChatGPT Plusについては、次のページをご覧ください。

Web Browsingの設定方法

Web Browsingの有効化

WebBrowsing機能はベータ版のため、デフォルトの状態では利用できません。[Settings]→[Beta features]から、WebBrowsingを有効にしましょう。

Settingsをクリック
Web browsingを有効化する

会話の開始時にWeb Browsingを選択する

有効化すると、会話開始時の言語モデルを選択する際にWeb Browsingが表示されるようになります。これを有効にしましょう。Pluginsと併用することはできませんので注意してください。

言語モデルを選択し、もう一度言語モデルを選択すると機能選択画面が表示される

質問例

今の総理大臣について質問

今の総理大臣について質問してみました。質問時点(2023/5/15)時点の情報を反映し、岸田文雄であることをしっかりと答えました。情報ソースをリンクとして示しており、正誤関係をしっかりと確認することが出来ます。

これまでは、タイムリーな情報は慎重に回答していました。

芸能人について質問

芸能情報は、ハルシネーション(嘘)が発生しやすく笑いのネタになっていました。これからは、WEB上の情報を参考できるので、このようなハルシネーションが発生しづらくなります。

なかやまきんにくんについて質問した例。WEBサイトを参照して正しい情報を回答している

ただし、質問の仕方によっては検索を行わず、従来のようにハルシネーションが発生するので注意してください。

Web Browsingを有効にしているが、WEBから情報を収集せずハルシネーションが発生した

ChatGPT vs BingチャットAI vs Bard

ChatGPTもWEB検索が可能になりました。現状ライバルとなる、ChatGPTとBingチャットAI(バランスモード)、Bardで回答や機能で比較してみます。

今の総理大臣について質問

次はBingチャットAI(バランスモード)の回答です。ChatGPTよりも返答が早い印象で、更に多くの情報を述べています。参考リンクも多く、信頼できる印象です。

次はBardの回答。3者の中で最も質素な回答となりました。また、参考リンクも表示されなかったため、本当かどうか確認できません。

芸能人について質問

まずはBingチャットAIから質問しました。情報を提案するだけでなく、YouTubeやTwitterなどのSNSもリンクに含んでおり、至れ尽くせりな内容となっています。

検索AIとして100点の回答。Googleを打ち負かそうという気概を感じる。

次はBardの回答です。Wikipediaの情報を要約して紹介しています。

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この記事を書いた人

元プログラマーのパソコンオタク。ChatGPTをきっかけにAIの凄まじさを認識し、ブログで情報発信を行う決意をする。基本インドアだが稀に山を登りごく稀にキャンプをする。

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