ChatGPTの返答が遅くてイライラしている方はいらっしゃいませんか?
恐らく、その原因のほとんどは、「無料プランを利用しているから」でしょう。
ChatGPTに高速なネットワーク環境や高性能なPC・スマホは必要ありません。有料のChatGPT Plusを契約すれば、ChatGPTの利用者が多くてが混雑していても快適に利用できます。
でも、有料プランを契約するのは「お金」と少しの「思い切り」が必要ですよね。
そこでこの記事では、ChatGPTが遅い原因と、その改善方法を紹介します。次にあてはまる方は、ぜひ最後までご覧ください。
- ChatGPTの遅さにイライラしている方
- ChatGPT Plusを契約したが、変わらず速度が遅い方
- ChatGPT以外でもWEBサイトの表示が遅い方
ChatGPTが遅い原因
まずはChatGPTが遅いと感じる原因をいくつか挙げてみましょう。
無料プランを利用している
ChatGPTは、無料プランでは使用に制限があります。応答速度が制限されており、高負荷の時間帯などは反応が遅くなることがあります。
試しに、有料プランと無料プランの速度を比較してみましょう。次の文章を送った場合の、応答時間を測ってみました。
結果は次の通り。
有料版 : 11.96
無料版 : 28.02
文字数の差はあれど、2倍以上の時間がかかっています。
より効率的にChatGPTを利用したい方は、有料版のChatGPT Plusの契約を検討しましょう。
ChatGPTが混雑している
多くの人が同時に利用していると、サーバーの負荷が高まり、結果的に反応が遅くなることもあります。
場合によってはエラーが表示されることも。数時間あけてアクセスするとよいでしょう。
また、ChatGPT Plusを契約すると改善される場合があります。
サーバーエラーが発生している
サーバーが混雑していなくても、何らかの不具合で応答が遅くなったり、サービスが利用できない場合があります。
下記のURLからサーバーのステータスが確認できるので、まずはこちらから確認してみましょう。
https://status.openai.com/
ネット回線が遅い
ChatGPTに高速なインターネット回線は必要ありませんが、必要最低限、通常のWEBサイトが問題なく閲覧できる程度のネットワーク速度が必要です。では、最低限どの程度の速度が必要なのでしょうか?スマートフォンのネットワークを低速度モードにして試してみました。
- 回線速度:1.5Mbps
- ChatGPTのプラン:無料
- 結果:31.5秒
先ほどの制限のないテスト(回線速度は500Mbpsほど)と大体同じぐらいの結果となりました。つまりChatGPTとの会話自体はネットワーク回線速度にほとんど影響ないことがわかります。
しかし、そもそもこの会話するまでのログインページなどの表示が遅くてストレスです。1.5Mbpsは、画像の多いサイトや動画を見るのは相当遅く感じます。時間帯によっても回線速度は変化するので、時間を変えて何度か試してみましょう。
下記のページはスピードテストといって、ご自分のネットワークの回線速度を確認できます。
ChatGPT関係なく、10Mbps以下の方はネットワーク環境を見直すのがオススメです。
PC・スマホが遅い
原因としては考えられますが、ChatGPTはクラウド上で動作しており、PCやスマートフォンの処理ををほとんど必要としません。
つまり、通常のWEBブラウジングができれば十分な処理性能をもっているといえます。
ChatGPTに必要なPCのスペックについてはこちらをご覧ください。
ChatGPTが遅いときにとるべき行動
先ほど説明した原因から、ChatGPTが遅い時は、次の順番に対応するとよいです。
- ChatGPT Plus(有料プラン)を検討する
- 利用する時間帯をずらす。
- ネットワーク環境を見直す
- PC・スマートフォンを見直す
1.と2.については、詳細な説明は必要ないでしょう。ここでは、3.のネットワーク環境を見直す方法を重点的に紹介します。
ネットワーク回線の改善方法
まずは、下記のURLからスピードテストを行いましょう。
先に説明した通り、ChatGPTはネットワーク速度はほとんど関係なく、1.5Mbpsもあれば動作します。しかし、通常のWEBサイトやYoutubeなど快適に見るために、10Mbps以下の方は、ネットワーク回線の改善を検討した方がよいでしょう。
時間帯を変えて何度かテストするようにしてください。時間帯によってスピードテストの結果が遅くなる方は、自宅から外のネットワーク回線が遅い可能性が高いです。ネットワーク回線が混雑する時間帯に重なっていることが考えられます。
次の順番で対応を検討するとよいでしょう。
回線がマンションタイプの方はファミリータイプ(戸建てタイプ)の回線を引く
同じ集合住宅(アパートやマンション)の住民とネットワークを利用する時間帯が一緒だと、回線が混雑し速度が遅くなる可能性があります。
その場合、集合住宅の回線を利用せず、部屋に直通の回線を引くとよいでしょう。ただし集合住宅の立地によっては回線が引き込めない可能性もあるため、まずはインターネットの業者に相談しましょう。
プロパイダーを見直す
プロパイダーとは、簡単に言うとネットワークを提供する業者のことです。プロパイダーによっても、混雑する時間帯は速度が低下する可能性があります。
IPoE(IPv6)接続プランに変更する
IPoEという言葉を聞きなれない方がほとんどだと思います。簡単に説明すると新しいネットワークの接続方式のことで、利用者が多くても回線速度が低下しづらいのが特徴です。
光接続の高速なプランに入ったのに夜になると速度が遅い・・・
そんな方はこのプランに加入できないか検討したほうがよいでしょう。
IPoE以外にも、様々な書かれ方がしています。中身は一緒なので、プロパイダーの担当者の方と相談しましょう。
IPv6、DS-LITE、MAP-E
おすすめのネットワーク業者
ExciteMEC光
Exciteはプロパイダーの中では比較的大手なので、安心感があります。混雑に強いIPoEに標準で対応しているプランを展開しているので、追加オプションなど分かりづらい手続きが必要ありません。
契約期間や違約金のの縛りがない割には価格もお手頃なので、オススメできるプロパイダーです!
\詳細はこちらから/
周辺機器の改善方法
ネットワークにつながったり繋がらなかったりするといった不安定な挙動を示す場合は、ネットワークの周辺機器が原因の可能性もあります。特にWi-fiを部屋を跨いで利用している方は不安定になりがちなので、無線通信が強力なものを選ぶとよいでしょう。
Buffalo WSR-6000AX8-MB
このルーターは最新のWi-fi6に対応しており、高速で安定した無線接続が可能になります。またメッシュWi-fiやビームフォーミングなど、無線通信に力をいれている製品になります。
アンテナが内蔵式なので見た目がスリムなのも地味に嬉しいポイントですね。
Aterm WX5400HP
NECの高性能ルーターです。上記のBuffaloルーターとほぼ同様の機能を揃えているので、お好きな方を揃えていいでしょう。これまでBuffaloを使っている方はBuffalo、NECを利用している方はNECで揃えると、設定やメッシュWifiの設定が楽になります。
IODATA WN-DEAX1800GR
上記2社と比べるとマイナーではありますが、IODATAは日本の老舗メーカーです。お手頃な価格で最新の通信規格であるWi-fi6に対応しており、コストパフォーマンスの高いモデルです。
ChatGPTを快適に利用するには最低限のネットワーク環境が必須
ChatGPTは、ネットワーク環境やPCの性能が多少悪くとも十分に利用できます。一方で、ChatGPTを利用する方は、ChatGPT以外にもWEBブラウジングや動画閲覧など、様々なWEBサービスを利用する事でしょう。
それらを快適に利用するために、ネットワーク環境を整備することはとても重要です。この記事を参考に、快適なネットワーク環境を手に入れてくださいね。